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スノーボードは俗に「横乗り」と呼ばれ、進行方向に対し横向きになります。しかし人間は元来、体の正面に向かって歩いたり走ったりするのが基本であるため、横向きの状態のままでは進行方向に対して正しくバランスをとることができません。特に頭にはバランスをとるための器官や目があるため進行方向に合わせて向きを変える必要があります。このため、スキーのような「縦乗り」と比較すると基本姿勢を作るのにひと手間必要になってきます。頭を進行方向に向け、これに合わせて肩、胸、腹、腰、膝と進行方向に向けてひねっていきます。
基本姿勢の作り方
- 上半身を進行方向に向けます。
- 膝と足首を曲げて下半身を落とします。
- 膝に体重を乗せて腹を引き込みます。
- 背中を丸め、上半身を弓なりにして背中側に張り出します。
- 膝を抱え込み、背面に下がりがちな頭を正面に寄せます。
姿勢を低くすることは体勢が安定することを意味します。これは高い建物よりも低い建物のほうが安定するのと同じ理屈です。しかし、人間が姿勢を低くするには体の各関節をアコーディオンのように折りたたまなければなりせん。各関節の曲げ具合に偏りがあると、バランスは崩れてしまいます。特に難しいのは股関節を曲げることです。腰を落としただけではお尻がボードが出てしまうため膝に胸元を引き付けるようにします。
姿勢を低くするにあたって体が中心から外れないように調整していくことは基本姿勢を作るうえでとても重要です。姿勢を低くすることでヒップが突き出たり上半身が後傾になっていくのを微調整していきます。